右スティックをどう持つのがAIMにとって最善か

Overwatchをしていて、AIMが良い時とダメな時があることに気づいた。その違いは何なのだろうかと考えていたら,

  • 右スティックを持つ角度
  • 中指でトリガーを押してること

だという結論に至ったので、今回はそれを説明する。

まず、Avenger Reflexをつけた後で採用した持ち方。R2をメイン武器、R1をサブ武器とした。この持ち方だと、追いAIMは問題ないのだが振り向いてピタッと合わせるAIMががばったという話はすでにした。

図1を見ると分かるが、この持ち方だと、コントローラをべたっと握る必要があり、結果として右スティックを持つ親指が斜め45度となる。

図1. 人差し指をR1、中指をR2

試しに人差し指をR2に置いてみた。するとAIMがかなり安定した。

図2. 人差し指をR2

明らかな違いは、右スティックを持つ角度だ。ではなぜこの角度によって差が生まれるのか。おれは2つの理由があると考える

  1. 人間の親指はそもそも、伸縮(指方向の動き)に比べて内転外転(指垂直方向の動き)が苦手
  2. トリガーを押す中指と親指が連動してしまう

1について、例えば前に歩くより横に歩く方が得意な人はいないでしょう。それと同様に、親指についても伸び縮みの方が得意なのだと考えるのは自然。

2について、手の解剖図(図3)を見ると、中指と親指は筋肉で繋がっていることが分かる。試しに、中指を曲げた状態で親指を内転外転させてみてほしい。連動して動いてしまうことが分かるはずだ。一方で伸縮方向では連動しない。つまり、中指を動かすことによって親指の動きにも影響してしまうのだ。だから、射撃しようとするとAIMが乱れてしまう。図1の方式でも追いAIMに大きな問題を感じないのは、すでにトリガーを引いた状態だからだと考えられる。

図3. 手の解剖図

AIMは1mmを争う精密な操作であり、それを調整する時間は0.1秒もない世界なので、これらの条件が重なるとAIMが顕著に不利になるということはあり得る。

反論として、右スティックを横に動かす動作が精密になったとしても縦に動かす動作が逆に粗くなるという指摘があり得るが、FPSにおいては横方向のAIMの方が縦方向のAIMより遥かに重要である。それと、Overwatchにしても他のゲームにしても、キャラクターは基本的に人型であり、横より縦に長い。だから、横方向の精密性の方がより重視されるのである。

まとめます。

  1. 右スティックは真横から触れる (斜めはダメ)
  2. 中指でトリガーを引かない。親指に影響するため

かの有名なダステルさんも筋肉でAIMすると言ってるので、筋肉のことを理解することがAIMに繋がる。まずは親指を思い通りに動かすドリルを毎日やり続ける。