Ignis oitaN選手なりすまし疑惑を考える

WESGの予選でIgnisが失格になってしまったという事件です。

話題沸騰のネタで、自分も試合を観戦してたので、 自分の考えも含めて書き残しておきます。

WESGとは

WESGというのは

アリスポーツが2016年に開始した、125カ国から6.8万人以上が参加する国際eスポーツ大会「WESG (World Electronic Sports Games)」

だそうで、言ってみるとeスポーツのお祭りであり、 CSGOの他にもStarCraftとStarCraft さまざまなジャンルのゲームが一つのイベントの中で行われる。

CSGOの日本予選でも、優勝賞金は200万円、準優勝でも40万と、5人で分けることを考えれば決して小さくはない 賞金が懸けられており、 また、IgnisにとってはオフラインでAbsoluteにリベンジするチャンスだから、 当然、優勝に対するモチベーション自体は高かったのだろうと推察される。

IgnisがWESG予選で規約違反により失格になる

しかしIgnisはDay 1で負け、Day 2でも負けたのだが、 Day 3では、「Day 2におけるoitaNのGeoIPが日本のものではない」という理由によって 規則違反とみなされ、Day 3の時点で失格になってしまう。

ここで2つの疑惑が持ち上がっている。 1つ目は「わざと負けた」という疑惑であり、これは失格になる前から言われていたことである。 2つ目は失格の理由となった「なりすまし」疑惑である。

今回、失格の理由となったのは後者だが、前者についても同時に議論されているから、 これにも触れていく。

わざと負けた疑惑に対するHornetの主張

ここで、GeoIP問題の前に、 なぜIgnisが下位のチームに立て続けに負けたのかという点については、 HornetがTwitch配信内で、 「出場チームが少ないのと大会の仕組み上、負けてもプレイオフに出場出来てしまうから、 一ヶ月以上プレイしていないMirageをピックしたことは事実。だけど、その上で実力でふつうに負けた」 と弁明し、 「わざと負けた」という噂については事実無根であるとした。

なりすまし疑惑に対するHornetの主張

次に、規則違反となったGeoIP問題だが、 これはDay 2の試合時からoitaNのpingが150ms程度に跳ね上がっており、 「何かがおかしい」ということは視聴者すらも気づいていたことなのだが、 HornetとしてはoitaNは最近ネットの調子が悪いと言っていたことから、 VPNに繋いだままだったとは思いもしなかったと話している。 確かにこの理屈だと、oitaNが自分でもpingの高さに気づいていたとしても、 VPNに繋いでいることが理由だとは気づきにくい。「またか」となるからである。

筋自体は通っているように思う。

大会運営側による失格処分は当然

ただし、昨今チートをはじめとする違反行為はかなりの問題となっており、 ともすればゲーム自体の未来の首を絞めることにもなりかねない。 word.exe事件など、オフライン大会でエイムボットを使う狂人(オフラインならば良いという話でもないが)もいるような世界である。 最近ではLANイベントで堂々とチートを使う狂人が話題となった。

そういう背景があるから、運営の立場に立ってみると、「少しでも怪しいならば黒である」とするしかない。 それが、日本でトップを争うIgnisであろうと特別扱いは出来ないというのは当然であるように思う。 例え、全員が見たい決勝のカードがAbsolute VS Ignisであったとしても。

ブラジルから繋いでoitaNより良いパフォーマンスが出来るプレイヤーはいないから、 Ignisにとってなりすましは何のメリットもないということは当然わかるでしょというのも、 実際そのとおりだとは思うが、しかし、これも運営側から見ると根拠にならない。

リーダーのHornetが鍵垢ツイッターで暴れてしまう

ここで運営の決定に対して、抗議くらいはしただろう。 その抗議後の決定に対しては大人しく従うのが正しい対応だったと思うが、 ここでなんとリーダーのHornetが運営への不満を鍵垢ツイッターでぶちまけてしまう。

これに対してこっそりフォローしていたアンチが食いつき、公開で暴露するという プライバシー侵害行為を行うという恒例のde_twitter がおっ始まってしまう。 このプライバシー侵害行為をしたのが日本のプロチームScarzに所属する 選手ということもあり、JPCSのファンは総出で盛り上がることとなる。

この内容については名誉のために言及しないが、 Ignisというチームの将来まで危うくしてしまうようなものであり、 ファンへの裏切り行為でもある。

考えてもみてほしいが、CSGOの試合は一試合1時間かかる。 BO3なら最大で3時間もかかる。休憩も入れたら昼から夜までかかるということもある。 選手も大変だが、応援する方も大変なのだ。 それに、配信も私はIgnisメンバの配信を合計で100時間以上は確実に見ている。 ファンは私以外にも死ぬほどいるから、合計で何万、何十時間という時間をファンから もらっていることになる。

私はHornetの発狂自体も エンターテインメントの一部くらいに思っているが、 チームの存続が危ないとか、プロ化がなくなるかも知れないとなると、話が変わってくる。

また当然だが、こういうことをしてしまうこと自体が、 日本のeスポーツの未来を閉ざしてしまうことにつながるから、 やめるべきだと思う。

本当になりすましではないのか?

最後にもう一度、本当になりすましではなかったのかということについて考えてみたい。

GeoIPブラジルなんてありえるの?

まず、VPNを使っていたからブラジルから繋いでいたと判定されたという話だが、 VPNを繋いでいたからGeoIPがブラジルと判定されるということは本当にありえるのだろうか? 中国や韓国にVPN接続するというのはよくあることだと思うが、わざわざブラジルに繋ぐ意味とは一体何なのだろうか? ここがまず怪しい。 もちろん、VPNやGeoIPの仕組みに熟知しているわけではないから、はっきりとは言えないが、 直感的には少しおかしな話だという気がする。

oitaNのネット別に遅くない疑惑

oitaNのネットが常時遅い問題については、 他の機会にoitaNをFFAで見た人が、遅くなかったと証言してるから、 これも検証する価値がある。

Hornetが公開した動画が怪しい

次に、oitaNがいた証拠だが、

もしかしたら詳しくみれば、これがoitaNの声だと言えるのが入ってるのかも知れないが、 私がはっきりとそうであるといえるのはHornet本人とPabloの声しかない。 あと、長い試合の中、この一部だけ動画が残っているというのも不自然である。

また、この動画にはnetgraphが映っているが、 netgraphの非表示は、大会規約に書いてある。

net_graph 0 に設定してください。

一方でHornetは、70回は大会規約を読んだと言ってるので、 よほどおっちょこちょいでなければ単なる嘘つきということになる。 大会規約を70回読んだにも関わらず、自分たちが白であることを証明するために公開した動画が 規約違反を証明しているなんていうことがあり得るだろうか?

まとめ

私は、この件に関しては、 実際になんらかの根拠を持って失格処分を受けたという事実や、 (わざと負けたという点についても) どうも怪しい証拠が上がっていることから、 もしかしたら本当にIgnisがそういう黒いチームだったかも知れないと、 半分くらいは思っている。

信じたくはないが。

Hornetはちゃんと記事を書いて釈明すべきだと思う。


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