かの有名なエイム合わせ方法を信用するな

センシを合わせる有名な方法に

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がある。この動画は1.7M回再生されていて、かなり多くのプレイヤーがこの方法によってエイムを合わせていることが分かる。しかしこの方法には明確な根拠がない。

この方法は、

  1. クロスヘアを標的に合わせ続ける持続エイムがもっとも安定するものが最善のセンシである
  2. そのセンシを探すために上端と下端を縮めていき二分探索する

という考えに基づいているが、2が誤っている。

1は、その通りである。持続エイムというのは相手は止まっている状態で自分が左右に動くというものなのだが、これはすべてのエイム方法の基礎となる。相対速度に帰着させると、相手が動いてるか自分が動いてるか、あるいは両方とも動いてるかすべての場合に応用出来るからである。また、持続エイムが安定するセンシならば、急な振り向きでピッタリ合わせることも可能となる。なぜならばマウスの動きとクロスヘアの動きがリンクしているからである。

理系というものは、周りにあるものが単純化するとどういうモデルとなり、パラメータの変化に対してどういう反応をするものかをまず考える。エイムも同様である。

横軸をセンシ、縦軸を最善とのズレとするグラフを考え、センシに対して最善からのズレがどうなっているかを考える。

すると、この有名なセンシ合わせ法は、このようなグラフを想定していることが分かる。(もう1つの可能性は直線y=axだが、これはエイムに関わるパラメータの多さに比べてシンプルすぎていて、到底正しいとは思えないので排除した) なぜならば、上端と下端で同じフィーリングになることをゴールとしているからである。これはつまり、最善のセンシ(原点)の周辺に平坦な底があることを仮定しており、その底を探すために探索をしたということである。

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果たして、この考えは正しいものだろうか?おれには間違っていることが自明に思える。まず第一に、では一体この階段状の境目がどのような理由で形成されるのかが不明だし(帰納的に考えれば永遠に平坦でも良さそうなものだ),

直感的にいえば真っ先に考えれる曲線はこうなるからだ。なぜならば、センシが高くなればなるほどセンシティブになっていき、ずれやすくなるし、センシが低くなれば逆に鈍くなるからである。これはセンシの1単位の価値がセンシ帯によって違うということである。

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このグラフならば、上端と下端を狭めていき最終的に同じになるという仮定は間違っている。

ではこのグラフは本当に正しいのか?おれは、概ね正しいと考えているが、経験も踏まえるとこうなるかも知れないと思っている。

https://d33wubrfki0l68.cloudfront.net/5ad813b11146460e592f42dd5e207159e59ee37f/7c58d/images/1509859432.jpg

いずれにしろ、low側からhighに少し振れたところまでのグラフは、2番目のグラフとほぼ一致する。どちらの場合も、low側ではセンシのいじりはズレにあまり影響しないし、最善のあたりで急に速く感じるようになる。なぜそのようなことが起こるかというと、目が画面の動きを追えなくなるからだと考えている。

以上より最善のセンシ合わせ方法を再提案すると:

  1. 十分に遅いセンシから始める
  2. そこから徐々に速くしていく
  3. そこから少し速くすると急激に速くなるという境界を見つける

ということになる。

なんだ当たり前じゃないかと言うかも知れないが、実際には逆からやっているおばかさんプレイヤーが多いのだ。ハイセンシで当てられるのが最善という謎理論によってまずハイセンシから入り、ある時になってやっぱり少しセンシを落とした方がいいなと気づき落とす。あるいは、ハイセンシに慣れていればローセンシにしたら余裕で当てられるようになるとという謎理論によってハイセンシで鍛えているなどと言い出す。

残念ながら全て間違っている。受精卵からやり直すしかない。正しくはまずはセンシを低くして、マウスを振る方法を覚える。その上で少しずつセンシを速くしていく。正しくマウスを振れなければ安定した判断を下すことが出来ないから、この意味でもローから入っていくことが推奨される。伝説的なFPSプレイヤーのKUNもかなりのローセンシでやっていた時代があり、それから徐々にセンシを高くして現在の一周47cmに落ち着いたと言っていた。おそらくある程度のレベルにあるプレイヤーは経験的に、遅い方から入って「もう少し速くしても当たるな」という感覚に基づいた修正によって少しずつ速くしていったのではないかと推察している。

おれにとってこの境界は、1周56.6cm(振り向き28.3cm)であると今は考えている。みなさんにとってはいくつだろうか?


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