n0thingによるエイム理論

おれが不思議に思ってることとして、おれがPSAメソッドによって良いと判断出来るのは880edpiかちょい下で、本当にクロスヘアを静止させることが出来るのだが、実際にこのセンシでやると弱いということがある。ピストルが特に弱く、アサルトでもローセンシなのに振りすぎになってしまうことも多い。一発外したあとの打ち直しも弱い。一言でいうと、エイムがレイジーになってしまう。これは800edpiに下げるとより顕著になる。しかし880edpiでは安定してボットの頭を撃ち続けることが出来る。

一方で経験的に強いと言えるのは1000edpiかちょい下あたりのレンジで、エイムがシャープで狙ったところにクロスヘアを瞬時に移動出来るという感じがする。1000edpiでは107KPMまでは出したことがあるが、安定して頭を撃ち続けられるのは880edpiだと感じている。

このわけのわからない一見矛盾した現象に対してどう説明をつけるかが最近の課題だった。

この動画では、n0thingがエイム方法とセンシ調整について説明してる。要旨を箇条書きする。英語の聞き取りが間違ってるところもあるが概ねは合ってると思う。

  • 手首エイムの方が精度がいい。より小さいからコントロールが効く
  • 腕エイムとのハイブリッドは、手首エイムの可動域を拡張するためのものにすぎない
  • 腕エイムは空間にエイムするもの。手首エイムで調整
  • 手首エイムのトレーニングは手首の可動域内でのフリック
  • 腕エイムのトレーニングはより長いレンジの振り向きを何度も繰り返す
  • 腕・手首・Movementのすべてを組み合わせる練習もする
  • 左から右に振るより右から左に振る方が精度がいい。だからプリファイアは右に合わせる。左から敵が出てきても対応出来るため
  • センシは手首エイムで壁打ちして決める。400dpiの3では自分には高い。自分の手首はもっと動きたがっている。と言った感じで決める
  • n0thingはOnlineでは1.8を使っている。LANでは1.7か1.65を使っている。力が入ってしまうため

一言でいうと、n0thingは手首エイムをエイムにおける主人公だと考えていて、手首エイムではすべてをカバー出来ないから仕方なく腕エイムとのハイブリッドをしている。

では元の話に戻ってなぜおれが880edpiで弱いかを考えると、これはPSAで腕を使ってしまっているからだと考えられる。PSAは手首に限定すべきだ。あくまでも手首にとって最適化されたセンシを選び、そのセンシで腕エイムを行う。腕エイムを考慮してセンシを合わせてはいけないのだ。こう考えると、センシを上げた時にクロスヘアのコントロールがしやすく感じるのは、細かく狙う時に自分が使ってる手首にとって適切なセンシだからだと納得出来る。

ここからはおれの考察になるが、ではなぜn0thingは680edpiという振り向き30cmの超ローセンシにも関わらず動画に見られるような大きな範囲の手首エイムが出来るのか?これを決めるのは「手首からマウスポインタへの距離(手の大きさやマウスの持ち方に依存)」「手首の柔軟性」の2つだと考えられる。一般的には欧米人の方がアジア人より手が大きいため、これがアジア人の方がセンシが高い理由だと考えられる。

では、手が小さいとハイセンシにならざるを得ず、精度の良いエイムは出来ず、アジア人は欧米人に比べてFPSが弱いのかというとそれは成り立たないと思っている。まず、手が小さければそれなりに精度も良くなる(手首の方が腕より精度が良いのと同じ理屈)。次に、腕エイムをハイセンシで出来るため、これ自体は有利だから。

まとめると,

  • 手首エイムがエイムの主人公だ
  • 手首エイムでセンシを決めよう。フリックして心地よく狙えるか
  • 手首エイムの距離を補うために腕エイムをする。腕エイムでざっくり、手首エイムで微調整

n0thingは布マウスパッドの上にハードマウスパッドを置いて使っています。ハードマウスパッドはマウス操作をマウスパッドに邪魔されないので、使いこなせるなら最強だと思います。